強迫性障害治療と歩む 忍者ブログ
強迫性障害で悩む人が年々増えています。強迫性障害の完全なる原因は分かっていない為治療方も個人差があります。
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人口の2~3%が強迫性障害にかかっていると言われ、強迫観念や強迫行為によって
社会的生活を営むのが困難な状態になり、非常に辛い日常生活を強いられています。


強迫性障害は脳の機能障害によって引き起こされており、複数の脳内神経伝達物質が関係
している事がわかっています。


強迫性障害と間違われやすいのが、思春期や青年期にかかりやすい強迫的心性であり、これは
自我意識の高まりや性的衝動による為であり、数々の困難から安全性を確保する為の防衛スタイル
を身につけようとします。


強迫性障害に対する薬物治療は、クロイミプラミンかセロトニン再取り込み阻害剤が使われ、
これはセロトニン作動性神経系の障害を改善する働きを持っています。


しかし単独服用では改善率が40%~60%とかなり低い為、なかなか治癒しない患者には、この
2種類の薬の併用やクロナゼパムと呼ばれる抗精神薬との併用によって対応します。


強迫性障害における薬物治療の効果が現れるまでには、6~8週間の期間が必要であり、症状か
完全に治るまでには1~2年は服用しなければなりません。


強迫性障害の数々の症状が、単純で些細な事への不必要なこだわりや精神的苦痛の大きさを考えると、
服用の早期中断は禁物で、しっかりと完治するまで治療を続ける事が大事になってきます。


強迫性障害が脳の機能障害だけに自分で治そうとせず、専門医に相談して適切な治療をする事が
完治する為には必要不可欠なのだと思います。
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強迫性障害には認知行動療法や森田療法が行われているようです。


強迫性障害の要因と治療法について詳しく見てみる事にしましょう。


強迫行動を繰り返す患者は、どうしてもその行為を止める事が出来ません。


強迫行動は強迫観念から生まれ、観念は思考である為にコントロールする事は不可能であり、
そうなると行動自体をコントロールする事で改善の糸口をつかむ事が出来ます。


つまり強迫観念が襲ってきた時に、いかにしてその行動を阻止するかが重要となってきます。


そしてその観念自体が無意味でバカバカしいものであると言う事を認識させ、非現実的である事を
体感させて、強迫観念に対する抵抗力をつける事が大事なのです。


強迫性障害を悪化させる要因に、ストレスが挙げられます。


また患者の家族の方々に気をつけていただきたいのは、その方の強迫行動に一緒に乗らない事です。


これは治療に対して逆効果で、症状を強める結果になってしまいます。


強迫性障害に対する薬物療法は、心療内科や精神科で受ける事が出来ます。


強迫性障害は鬱病との併発にも気をつけなければなりません。


もし家にいることしか出来なかったり、何もしない無気力状態が続いているようであれば、
鬱病を併発していますので、直ちに薬による治療を行わなければなりません。


強迫性障害の治療は、患者に対して冷たいような処置の様に思えますが、そうでないとこの病気
の完治は難しい性質のものなのです。
最近では、強迫性障害の真の原因は脳にある事が判ってきました。


これは脳が間違ったメッセージを送ってしまう事により、患者はそれが間違いである事に
気づかない為に心理的不安を引き起こしてしまうと言うものです。


脳が送る間違ったメッセージとは、例えば「手を洗わなければならない」といった脳からの
指令が必要以上に何回も送られる状態を意味します。


患者はこうした脳からの強迫観念に操られるかの様に、何回も手を洗ったりしてしまうのです。


脅迫性障害を引き起こしている原因が脳にあるとわかったのは最近のことなので、それまで
心の問題として治療行っていたセラピストは、長い間間違った診断をしていた事になり、その間
治療を受けていた患者さん達は、非常に辛い思いをしたのではないかと思います。


脅迫性障害は不安になる内容が原因なのではなく、脳の働きが適切でない事に原因があり、
実は心の病気ではなく脳の病気なのです。


ですから脅迫性障害を本当に治療する為には、こうした異常な脳の働きを変える事が必要であり、
「行動療法」によって脳の生物学的作用を変化させる事が重要なのです。


脳の神経的アンバランスを回復させる為に「行動療法」は非常に有効な方法です。


「行動療法」を行う事により、脳のロックされた状態が徐々に解除され、脅迫性障害患者が持つ
不安感や恐怖感がかなり改善される事となるのです。
強迫性障害になると、しっかりと確認した事なのにその事が気になってつい何度も確認してしまったり、
手や体の汚れを常に気にして、普通だったら一回きれいに洗えば済む事なのに、不安になって何度も
洗ってしまうなどの行為が見られるようになります。


こうした強迫行為は、この他にも様々なケースがあり、自分だけの力で治そうとしてもそう簡単に
治るものではありません。


患者はこの様な不安に対する抵抗を試みますが、普通の人と比べて強迫観念が非常に強い為に、
その行為から逃れる事が出来なくなってしまうのです。


強迫性障害の治療には、クロミプラミンと呼ばれる抗うつ薬や、SSRIのフルボキサミンやバロキセチン
などが使われますが、副作用も強い為服用量の調節が必要となってきます。


強迫性障害の治療薬には即効性がない為、必要十分な量を適切な期間辛抱強く服用しなければならず、
症状が多少改善したからといって、途中で服用を中止する事は避けるべきです。


強迫性障害のもう一つの治療法に、行動療法があります。


行動療法は、あえて強迫観念を起こすような刺激を与え、強迫行為をしようとする患者の反応を
工夫してそうさせない様にする方法です。


これを暴露反応妨害法というのですが、この方法が成果を上げる為には、患者さんの意欲と
強迫行為をいかにうまく工夫して妨害するかにかかっています。


強迫性障害の治療には、こうした薬物療法と行動療法を併用する事でかなりの効果を期待する事が
できるのです。
強迫性障害は強迫神経症とも呼ばれ、疑いや心配などの気持ちを押さえる事が出来ないと言った精神障害を引き起こします。


強迫性障害の具体的症状としては、一日に10回以上も手を洗わないと気がすまない潔癖症や、鍵のかけ忘れやガスの元栓の締め忘れなどが気になって仕方なくなる確認強迫など、強迫観念を伴う不安な精神状態が続きます。


私自身も外出時に、家の鍵をかけ忘れたのではないかと気になった事が何回かはありましたが、 一時的なもので病的になるほどの習慣性はありませんでした。


しかし強迫性障害の人はそうした考えが常に付きまとい、非常に神経質になってしまうのです。


強迫性障害は難治性の病気とされていましたが、1980年以降研究が進み、治療法も進歩した為に 治療可能な病気となりました。


実際の治療法としては認知行動療法と薬物療法があり、完治は難しいですが治療者の約8割が 日常生活が難なく送れるほどに回復しました。


しかし認知行動療法の実施においては、その治療者と施設の数が少ない為に、患者さんへの治療体制が 十分ではない事も事実です。


これは急速な治療法の進歩の為に、強迫性障害の治療に関しての知識を持った医療関係者が 少ないからだと思われます。


まだまだ医療機関での治療にはバラツキがあり、全国的な治療施設の確立には至っていないようです。


強迫性障害で悩む人の為にも、早急な対応が迫られていると言えるでしょう。
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